大空襲があった日
2008.12.26up(2008.3.20作)
3月10日は東京大空襲があった日だそうですが、
先日、私はそのときの焼け焦げた死体の写真を
インターネットで見ました。
明らかに子どもの死体を大人がかばうようにして倒れている
真っ黒に焼け焦げた死体を見ました。

そして、ここ一ヶ月の間に、世界でたくさんの人が
戦争で亡くなるニュースをインターネットで読みました。
殺された子どもの写真をたくさん見ました。
あれは怒りを煽るようにわざと情報操作をして
子どもの写真を流しているようでもありますが、
明らかに子どもが殺されている割合が高く、
情報操作以前に怒りを煽るために
わざと殺しているようにも思いました。
至近距離から赤ちゃんの頭を撃ち抜いたという話もあるようです。
ひどいです。

でも、死体はもとより、繰り返し戦闘があったこと自体も
なぜか日本のテレビではどの放送局も全く報道しません。
逆に、その戦闘で怒りに駆られた人が
相手民族の地域に潜入し、
報復で銃を乱射したというニュースの方は報道しています。
銃乱射で人を殺すのも許されないことですが、
明らかに報道のバランスがおかしいです。
地球のどこかで命が粗末に扱われているという意味でも、
世界が大きく変わろうとしているという意味でも
(本当にここ1ヶ月の間にですよ)、
テレビは操作された世界しか我々に見せてくれなくなっているようです。
テレビによって我々が
脳の中でイメージしている(させられている)世界像は、
操作されて作られたものになっている気がします。

考えすぎかもしれませんが、
私は、ここ一ヶ月でいままでになく
戦争による死というものを身近に感じました。
身近と言ってもまだ遠いでしょうけれど、
インターネットではテレビと違って死が日常化している人たちの
生き様を生々しく感じ取れる記録を
日本語でも読むことができるので、
今こそ、今のうちにこそ、手遅れになる前に
探して読んでみることを皆さんにも是非お薦めします。

あえてリンクは張りません。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

ことばと子育ての相談室「わかばルーム」 ホームへ

Mail